解説記事:量子ドットを用いた近藤効果の研究
微細加工技術を用いることによって、量子力学的な効果が顕著に現れるような微小な電子回路 (メゾスコピック系) を作製することができます。私たちはメゾスコピック系の一つである量子ドットを用いて「近藤効果」の研究を行ってきま… 続きを読む »
微細加工技術を用いることによって、量子力学的な効果が顕著に現れるような微小な電子回路 (メゾスコピック系) を作製することができます。私たちはメゾスコピック系の一つである量子ドットを用いて「近藤効果」の研究を行ってきま… 続きを読む »
GaAs高移動度トランジスタを用いた低温動作可能な増幅器の開発についての研究成果をReview of Scientific Instruments誌に出版しました(論文)。 固体素子を流れる電流に含まれる「ゆらぎ(電流雑… 続きを読む »
ファンデルワールス強磁性体Fe5GeTe2を用いて作製した微小素子における特異な磁気抵抗効果についての研究をAIP Advances誌に出版しました(論文 [オープンアクセス])。 近年、一原子あるいは数原子の厚みしかな… 続きを読む »
量子ポイントコンタクトにおける量子輸送を測定し、Journal of the Physical Society of Japan誌に論文を出版しました(論文)。この成果は、兵庫医科大学、東北大学、パリ南大学・パリサクレー… 続きを読む »
CeTe3薄膜素子における量子輸送を調べ、AIP Advances誌に論文を出版しました(論文)。 CeTe3は希土類トリテルライド RTe3 (R=希土類元素) の一種で、CeとTeのユニットからなる層と、Teのシート… 続きを読む »
量子ドットにおける対称性の異なる2種類の近藤効果のクロスオーバーを精密な数値計算によって調べ、Phys. Rev. B誌に論文を出版しました(論文)。 近藤効果とは、固体中の局在スピンが伝導電子のスピンと結合することによ… 続きを読む »
スピングラス物質に、「スピン蜜(spin treacle)」状態と呼ぶべき中間相が存在することを明らかにし、Phys. Rev. B誌に論文を出版しました(論文)。 私たちは、スピングラス物質であるCuMnBi合金を微細… 続きを読む »
極薄超伝導体に表面弾性波を印加することによって抵抗が負になる現象を発見し、Science Advancesに論文を出版しました(論文、プレスリリース)。 我々は超伝導体NbSe2原子層薄膜を圧電基板LiNbO3に転写し、… 続きを読む »
層状化合物CeTe3を母体とする薄膜素子において磁気輸送測定を行い、量子振動(シュブニコフドハース振動)を観測した成果をApplied Physics Letters誌に発表しました(論文)。 CeTe3は希土類トリテル… 続きを読む »
半導体二次元電子系上に、ウェットエッチング法を用いて単電子ポンプを作製し、動作確認をした論文をReview of Scientific Instruments誌に発表しました(論文)。 決まったタイミングで電子を一粒ずつ… 続きを読む »
スピン江崎ダイオードにおける非平衡電流ゆらぎに関する研究をPhys. Rev. B誌に出版しました(論文)。 固体中における電子のトンネル効果は代表的な電気伝導現象の一つであり、1950年代の江崎玲於奈博士以来、長い研究… 続きを読む »
非線形領域での単一スピントルク発振器(STO)の数値解析の結果をAIP Advances誌に出版しました(論文)。 磁気トンネル接合は単一スピントルク発振器(spin-torque oscillator, STO)として… 続きを読む »
スピン流注入によって励起される磁化の非線形ダイナミクスについての研究がAppl. Phys. Lett.誌に出版されました(論文)。 磁気トンネル接合(MTJ)へスピン流を注入すると、磁化が自励発振することが知られていま… 続きを読む »
日本物理学会誌(2020年4月号)に「令和元年度科学研究費助成事業(科研費,基盤研究等)審査結果報告」と題する記事を出版しました。この記事は、日本学術振興会 学術システム研究センターの研究員の中で物理学分野の研究者が、毎… 続きを読む »
近年、一原子あるいは数原子の厚みしかない二次元物質の研究が盛んに行われています。そのような物質は、二次元的な原子層がファンデルワールス力によって積層した構造となっています。グラファイトから取り出されるグラフェンは、その代… 続きを読む »
二層二次元電子系上に作製された量子ポイントコンタクトにおける伝導度の量子化を調べた研究をPhys. Rev. B誌に出版しました(論文)。この成果は、兵庫医科大学、東北大学、パリ南大学・パリサクレー大学との共同研究です。… 続きを読む »
二次元三角格子反強磁性体 Ag2CrO2の微小素子における巨大な磁気抵抗効果についての研究をScientific Reports誌に出版しました。磁気抵抗の起源はこの物質特有の磁気ゆらぎにあります。本研究は、新見康洋准教… 続きを読む »
近藤状態にある量子ドットにおける非平衡輸送を調べた我々の論文がPhys. Rev. B誌にRapid Communicationとして出版されました(論文)。近藤相関に基づく対称性が有限バイアス下における非弾性遷移に影響… 続きを読む »
阪大学理学部ホームページの人気メニューQ&Aコーナーに、一般の方からのご質問「過去に戻ってもまた同じ人生になりますか?」に対する解答を掲載しています。「 もし、過去に戻って、同じ初期状態を与えることができたなら、同じ人生… 続きを読む »
小林研介教授が「固体素子におけるゆらぎと非平衡機能に関する実験的研究」により第37回(2019年度)大阪科学賞を受賞しました。本賞は、大阪府、大阪市及び一般財団法人 大阪科学技術センターが21世紀の新たな発展と明日の人類… 続きを読む »
磁化反転の際に出現する準安定状態にスピン流が与える影響を調査した研究が出版されました(論文)。スピン注入によって、広い時間スケールにわたって準安定状態の保持時間を制御できることを実証したものです。本研究は、物質・材料研究… 続きを読む »
2019年7月 文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)「量子液晶の物性科学」(2019~2023年度) が発足しました。 小林教授は、本新学術のD01班「量子液晶の制御と機能」の班長として参画してい… 続きを読む »
2019年5月1日 小林研介教授が東京大学 大学院理学系研究科 附属 知の物理学研究センターに着任しました。大学院物理学専攻を担当、物理学科を兼担、物理学教室を兼任いたします。また、同日より、前任地である大阪大学 大学院… 続きを読む »