これまでの「最近の出来事」

2024月3月8日 【核スピン偏極多体効果】パルス動的核スピン偏極における多体効果を理論的に明らかにした成果をPhysical Review Letters誌に発表しました。本成果は、阿部英介氏(理研)との共同研究です。御覧ください(→論文)(→詳しく)。

2024年2月16日【受賞】当研究室D2の塚本萌太さんが国際会議International Symposium on Quantum ElectronicsにおいてBest Poster Awardを受賞しました。おめでとうございます!(→詳しく

2024月1月22日 【周波数可変磁場センシング】ダイヤモンドNV中心を用いて周波数可変磁場センシングを実証した成果をJournal of Applied Physics誌に発表しました。本成果は、早瀬研究室(慶大理工)松崎雄一郎氏(産総研)徳田規夫教授(金沢大)渡邊幸志氏(産総研)水落憲和教授(京大化研)の皆様との共同研究です。御覧ください(→論文)。

2023月11月21日 【広帯域マイクロ波イメージング】NV中心におけるACゼーマン効果を用いてマイクロ波を広帯域でイメージングする手法開発に成功した成果をApplied Physics Letters誌に発表しました。御覧ください(→論文)。本研究は同誌のEditor’s Pickに選定されました(→詳しく)。

2023月11月21日 【近藤温度評価の新手法】磁場中における近藤状態の普遍的なスケーリングを理論的・実験的に調査し、信頼性の高い近藤温度の新しい評価手法を提案した成果をPhysical Review B誌に発表しました。御覧ください(→論文)。本研究は同誌のEditors’ Suggestionに選定されました(→詳しく)。

2023月9月20日 【理学部ニュース掲載】理学部ニュース2023年9月号で小林研の最近の研究成果を紹介しました。量子センサについての平易な解説にもなっています。ぜひ御覧ください(→記事「量子センサを自在に並べる!」)。

2023年9月15日【量子の渦、数えます!量子渦のイメージング】超伝導体YBCO薄膜の量子渦(渦糸)状態をダイヤモンド量子センサでイメージングした成果をApplied Physics Letters誌に発表しました。御覧ください(→論文)。詳しくはプレスリリース「量子の渦、数えます! ――ダイヤモンド量子センサによる超伝導研究の新手法――」も御覧ください。本成果は、東京工業大学 電気電子系 波多野・岩﨑研究室との共同研究によります。

2023年9月7日【同位体制御hBN量子センサ】7/10にarXivに登録した同位体制御hBN量子センサについての成果がApplied Physics Express (APEX) 誌で出版されました。御覧ください(→論文)(→詳しく)。

2023年8月10日【受賞】当研究室D1の西村俊亮さんが札幌で開催された国際会議International Conference on Quantum Liquid Crystals 2023 (QLC2023) において QLC2023 Young Researcher Awardを受賞しました。おめでとうございます!(→詳しく

2023年7月10日【同位体制御hBN量子センサ】窒素の同位体15Nから構成される六方晶窒化ホウ素(hBN)量子センサの動作を実証した成果をarXivに登録しました(→論文)。通常のhBNに含まれる14Nに比べて15Nの方が核スピンの数が少なく、量子計測に有利であるため、hBN量子センサの新しい応用につながります。本成果は物質・材料研究機構(NIMS)の谷口尚理事との共同研究によります。9月7日追記:本論文はApplied Physics Express (APEX) 誌に出版されました(→論文)(→詳しく)。

2023年7月5日【ダイヤモンド量子センサの意外な光学特性】量子計測に用いるダイヤモンド中の窒素空孔中心の光検出磁気共鳴(ODMR)の励起光強度依存性について詳細に調査した結果をJournal of the Physical Society of Japan誌に発表しました(→論文)。NIMSの寺地徳之氏との共同研究です。御覧ください(→詳しく)。7月26日追記:本論文は Papers of Editors’ Choice(注目論文)に選定されました。

2023年6月21日【AIP Publishing Showcase】6/14に出版した量子センサナノ配列の論文がAIP Publishing Showcaseに選定されました。御覧ください(AIP Publishing Showcase)。

2023年6月14日【量子センサのナノ配列】量子センサをナノスケールのサイズで自在に並べる技術の開発に成功した成果をApplied Physics Letters誌に発表しました(→論文)。狙った位置にナノサイズの方位磁針を作る技術を確立したものであり、局所磁場や電流分布を調べる手法として、磁性体、超伝導体、電子デバイスなど幅広い研究分野での利用が期待されます。本成果は、物質・材料研究機構(NIMS)の中払周主幹研究員(研究当時、現職:東京工科大学教授)、岩崎拓哉独立研究者渡邊賢司主席研究員谷口尚理事、産業技術総合研究所の小川真一客員研究員、森田行則研究グループ長との共同研究によります。御覧ください(→プレスリリース詳しく)。

2023年5月27日【ねじれ ランダウ ツェナーモデルの実証】量子力学の黎明期から研究されているランダウ・ツェナーモデルに“ねじれ”効果を取り入れた新モデルを実証し、量子トンネル確率を0%からほぼ100%まで自在に制御した成果を Physical Review A 誌に発表しました(→論文)。物性研の岡隆史教授NIMSの寺地徳之氏との共同研究です。御覧ください(→プレスリリース詳しく)。

2023年5月18日【hBN量子センサの感度向上】パルス制御を用いて六方晶窒化ホウ素(hBN)量子センサによる磁場計測の感度向上に成功した研究を Applied Physics Express 誌に発表しました(論文)。御覧ください(→詳しく)。

2023年4月27日【学生優秀発表賞受賞】当研究室D1の西村俊亮さんが2023年春季大会 日本物理学会学生優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます!(→詳しく

2023年4月【量子渦のイメージング】超伝導体YBCO薄膜の量子渦(渦糸)状態をダイヤモンド量子センサでイメージングした成果をarXivに登録しました(→論文)。直接観測によって量子渦の形状・量子化の統計的精度・磁場侵入長の温度依存性を議論しています。本成果は、東京工業大学 電気電子系 波多野・岩﨑研究室との共同研究によります。

2023年3月31日【磁気トンネル接合における非線形伝導の普遍性】極小の磁気トンネル接合における非線形伝導について系統的に調べた研究をPhys. Rev. B誌に発表しました(論文)。御覧ください(→詳しく)。本研究は、大野英男先生深見俊輔先生大塚朋廣先生篠崎基矢さん をはじめとする東北大学の皆様、および スイス連邦工科大学チューリッヒ校の 岩切秀一さん 他との共同研究の成果です。

2022年12月12日【量子センサで温度イメージング】ダイヤモンド量子センサを用いて、熱輸送ダイナミクスを可視化し熱拡散率を求めた成果を Journal of the Physical Society of Japan 誌に発表しました(論文)。御覧ください(→詳しく)。

2022年12月8日【量子センサのフロケ工学】ダイヤモンド量子センサを用いて、大強度で周期的に駆動された二準位系の振る舞いをフロケ理論と精密に比較した成果をPhysical Review Applied誌に発表しました。御覧ください(→詳しく)。本研究は慶應義塾大学 伊藤公平先生、理工学部 早瀬潤子先生との共同研究です。

2022年11月11日【ポスター賞受賞】当研究室M1の山本航輝さんが 国際会議 2nd International Symposium on Trans-Scale Quantum Science (TSQS2022) でポスター賞を受賞しました。おめでとうございます!(→詳しく

2022年10月24日【学生優秀発表賞受賞】当研究室D1の塚本萌太さんが日本物理学会 2022年秋季大会 学生優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます!(→詳しく

2022年9月1日【量子計測×機械学習】ダイヤモンドNV中心による局所磁場計測に機械学習を適用することによって精度向上を達成した論文が出版されました(→詳しく論文プレスリリース)。御覧ください。本研究は 知の物理学研究センター 蘆田准教授との共同研究です。

2022年5月10日【スピン読み出し最適化】ダイヤモンドNV中心におけるスピンの読み出しを最適化する手法についての成果をAIP Advances誌に出版しました(→詳しく論文)。

2022年4月27日【二準位系の精密フロケエンジニアリング】ダイヤモンドNV中心をAC磁場で駆動した際の振る舞いをフロケ状態として精密に制御した結果をarXivに登録しました(論文)。御覧ください。本研究は慶應義塾大学 伊藤公平先生、理工学部 早瀬潤子先生との共同研究です。

2022年2月1日【量子計測×機械学習】ダイヤモンドNV中心による局所磁場計測に機械学習を適用することによって精度向上を達成した論文をarXivに登録しました(論文)。御覧ください。本研究は 知の物理学研究センター 蘆田准教授との共同研究です。

2021年12月13日 佐々木健人助教が第38回井上研究奨励賞を受賞しました。おめでとうございます!(→詳しく→広報室HP

2021年11月18日 ビデオ「研究室の扉 量子液体の非平衡状態を明らかにする」が公開されました。どうぞ御覧ください。

2021年9月 レビュー論文「メゾスコピック系におけるショット雑音:一粒子系から量子液体へ」が、Journal of the Physical Society of Japan 誌に出版されました(→詳しく論文:オープンアクセスです)。本論文は JPS Hot Topics に選出されました。JPSJ編集部による紹介動画(約2分)も御覧ください。

2021年9月  理学部ニュース9月号に研究紹介が掲載されました。どうぞ御覧ください:学部生に伝える研究最前線「からみあう電子たち」

2021年7月 ダイヤモンドNVセンタを用いた量子スピン顕微鏡を用いて磁場イメージングを行った研究をAppl. Phys. Lett.誌に発表しました(→詳しく論文)。

2021年6月 磁気トンネル接合における非線形伝導が電子マグノン相互作用によって説明できることを示した研究をPhys. Rev. B誌に発表しました(→詳しく論文)。

2021年6月 最近の研究成果(Nature Communications誌)をYoutubeでご紹介しています(7分間の動画)。どうぞ御覧ください。
「からみあう電子たち- 量子液体における三体相関の検出」→詳しくプレスリリース論文

2021年3月 量子ドットを用いた近藤効果の研究についての読み物を執筆しました(低温科学研究センター年報 第11号 所収)。お気軽に御覧ください(→詳しく→全文pdf)。